角川文庫版を読んだ。
最初の方は文体が合わないかなって感じで、なかなか物語の世界に入り込めなかった。
でも、徐々に謎に引き込まれていった、
速人は本当に生きているのか。
真乃の周りで起こる出来事の真の意味は?
勇麻の目的がわからず、亨にも不審な動きが。
果たして、ふたりは真乃の味方なのか。
真乃は真相にたどりつけるのか。
解説を読んで、映画化されていたことを知った。
真乃役、桐谷美玲だったのか。
ここから内容に触れているので、これから読む予定のある方は読まないでください。
速人の真相に近づくべく、行動を起こした真乃の姿が良かった。
でも、速人がひとり謎の建物に運ばれたってのは、なんかすっきりしないなぁ。
真相へのたどりつき方も、身近なところに関係者が多過ぎる気もするし。
世間は狭いって言うし、実感することも多いけど、ちょっと狭すぎな気が。
最後の最後になって、性同一障害が出てくるのも唐突な感じ。
そんな伏線が張られてた印象もないし。
ただ、最後は少しウルっときた。
亨は真乃のことだけを考えて行動していたし、琴美もシーコも温かかった。
ミステリーとしてはいまいちだけど、青春小説としてはそれなりに楽しめた。