代表チームがW杯でオランダに敗れた日、ふたりの選手が海外移籍のためにチームを離れることが発表された。
共に代表経験のあるノジマステラ神奈川相模原の田中陽子とAC長野パルセイロ・レディースの國澤志乃。
1勝2敗1分けと、残念な結果に終わったフランスW杯の日本代表。
年代別の世界大会で海外のチームと互角以上の戦いをしてきた若い世代を中心として戦った今大会。
国際経験豊富な選手たちとはいえ、同年代の選手との戦いでは通じた力も、フル代表相手となるとなかなか通じなかったというのが実際の所だろう。
今回の代表チームで主力として戦った選手で、海外組はキャプテンの熊谷だけだった。
海外リーグを経験してるのも、岩渕、鮫島、横山くらいか。
ベレーザ所属の選手が多く、連携という意味では良かったかもしれない。
でも、国内リーグ最強のベレーザは、当然のごとくリーグ戦で戦う相手チームの力は落ちる。
いくら練習でレベルの高い選手とやっていても、試合という実践で経験を積まなければ、伸びるものも伸びない。
それは、一時期高卒の有望選手がINACに集まったけど、あまり試合には出られず、代表選手として活躍できてる選手がほとんどいないことにも現れていると思う。
そこには、今回海外への挑戦を決断した田中陽子も含まれる。
国内リーグや年代別代表では抜けてたドリブル、通ってたパスに、長い足が伸びてきて止められる場面もW杯では多かった。
そういった面で、海外との差を感じた選手も多かったのではないか。
やはり、海外の選手と日常的に戦うことは、再び世界一を目指すには不可欠な要素だと思う。
もしプロ化が実現すれば、海外の有力選手も日本のリーグにやってくるかもしれない。
少なくとも、それまでは若い選手も、どんどん海外へチャレンジしてほしい。
國澤はまだ移籍先が決まってないようだけど、今回海外への挑戦を決めたふたりには、大きくレベルアップして代表にも戻ってきてほしい。