オフホワイト日記

特にテーマもない雑多なブログです

本・雑誌

『空をこえて七星のかなた』 加納朋子

集英社文庫版を読んだ。加納朋子得意の7編からなる連作集。人によって作品の好みというのは違うので、基本的に人に本をお勧めすることはないけど、これはお勧めしてもいい作品だと思う。<以下、詳しくは触れていませんが、内容に触れているので、まっさらな…

『Another2001』

角川文庫版を読んだ。文庫化されてすぐに買ったのに、それから読み終えるまでに1年半以上経っちゃった。前作『AnotherエピソードS』を読み返して復習(予習?)していたこともあるけど、遅すぎだねぇ。本作を読むなら、『Another』と『Ano…

「鉄道ジャーナル」休刊へ

鉄道雑誌「鉄道ジャーナル」が休刊になると新聞記事で知った。4月発売の6月号が最後となるようで。雑誌の休刊ってのは廃刊ってことだよねぇ。残念だねぇ。最後に買ったのは30年以上前になるんだけど。最近は、たまぁ~に(年に数回)書店で手に取って軽く…

「日本の名馬・名勝負」

お馴染み、デアゴスティーニのDVD付きマガジン。新たに創刊された競馬シリーズ。全100号を予定してるそうで。公式サイトで名馬ラインナップを確認したら、僕が大好きだったニッポーテイオーとバンブーメモリーの名前もあった。1899円とやや高めな…

『いつかの岸辺に跳ねていく』 加納朋子

幻冬舎文庫版を読んだ。「フラット」と「レリーフ」の2章構成。ほのぼのとして、人の温かみを存分に感じる、護と徹子の幼馴染エピソード話が続く「フラット」。徹子の謎の行動は気になるけど、全体を通してほっこりする展開が続く。加納朋子らしい作品だな…

『CM NOW』休刊

雑誌『CM NOW』が2月9日発売のVol.221で休刊になったそうで。まったく知らなかったわぁ。公式ツイッター、フォローしてるのに。休刊ってことは、実質廃刊だよねぇ。中学生くらいからかなぁ、テレビCMが好きで、いつからかVHSのビデオレコ…

講談社文庫の色

カラフルな講談社文庫の表紙の色。で、どのように色が決まるかというと、作者自身が選ぶんだとか。知らなかったわぁ。綾辻行人のツイートによると、なぜ緑を選んだのか正しく思い出せないそうだ。他の作家のまとめツイートも少し見たけど、いろいろな理由が…

短歌

朝ドラ「カムカムエヴリバディ」で、桃太郎が小夜ちゃんから勧められた本が『サラダ記念日』。 タイトルにもなっているのが〈「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日〉という短歌。 桃太郎は、この短歌を何度も小夜ちゃんでアレンジして…

『MIX』⑰

ほとんどマンガは読まないし、読むとしても特定の作品(ほぼあだち充作品)だけなので、マンガ雑誌を買って読むということはしない。 読む時は単行本オンリーだ。 先月、発売されたあだち充作品の最新刊『MIX』の17巻を買ってきて、ようやく読んだ。 明青…

芥川賞

第164回芥川賞の受賞作が、宇佐見りんの『推し、燃ゆ』決まった。 著者は女子大生で、21歳8ヶ月での受賞は、史上3番目の若さだそう。 受賞会見を見たけど、笑顔がかわいらしくて、受け答えも好感が持てた。 受賞作は、好きなアイドル=推しを応援する…

『イノセント・デイズ』 早見和真

新潮文庫版を読んだ。 前回、本の感想のようなものを書いてからも、本は読んでいたけど、久しぶりにブログに書きたいと強く思える作品に出合った。 図書館で本を選ぶ時はいろいろな作家の作品に挑戦してみるけど、本屋では特定の作家の作品しか買わない作家…

『屋上の名探偵』市川哲也

創元推理文庫版を読んだ。 4編目だけは人が大けがする話になるけど、日常の謎系ミステリー。 度を越してる感はあるけど、悠介のシスコンキャラがいい。 蜜柑のキャラもすぐに頭の中で完成し、セリフは完全に頭の中で音となって再現された。 蜜柑が過去を引…

『ほんとうの花を見せにきた』 桜庭一樹

文春文庫版を読んだ。 バンブー、見た目は人間と何ら変わらないんだよね。 その基本を忘れて読むと、多少の違和感を持っちゃう。 最初の『ちいさな焦げた顔』は電車の中で読んだんだけど、失敗だったわぁ。 公衆の面前で泣きそうになった。 『ちいさな焦げた…

『トオリヌケ キンシ』 加納朋子

文春文庫版を読んだ。 得意の連作集かと思ったら、短編集なのね。 6編すべてが、なんらかの病(あまり世間的に知られていない病が多い)を抱えた人の物語。 どの話も泣ける。でも、どの話も心が温まる。 今まで読んだ加納作品とは作風が違うかなとも思うけど…

『スノーフレーク』大崎梢

角川文庫版を読んだ。 最初の方は文体が合わないかなって感じで、なかなか物語の世界に入り込めなかった。 でも、徐々に謎に引き込まれていった、 速人は本当に生きているのか。 真乃の周りで起こる出来事の真の意味は? 勇麻の目的がわからず、亨にも不審な…

『深泥丘奇談』 綾辻行人

角川文庫版を読んだ。 短編集かと思ったら、連作なのね。 不思議で、ホラーっ気も入った奇妙な世界が9編。 すべての話が、ドラマ「世にも奇妙な物語」の原作になりそうといえば、作品の雰囲気は伝わるだろうか。 まさに“奇談”という言葉がぴったり。 基本的…

『Another エピソードS』 綾辻行人

角川文庫版を読んだ。 『Another』の続編というよりは、外伝だね。 『Another』を読まずしてこちらを先に読む人がいるのかわからないけど、『Another』読んでから“エピソードS”読んだ方がより楽しめるのは間違えない。 ちなみに『An…

『奇面館の殺人』 綾辻行人

講談社文庫版を読んだ。 館シリーズの第9弾。 単独で読んでも楽しめるけど、他の館シリーズ、少なくとも『十角館の殺人』と『迷路館の殺人』は先に読んでおいた方が、より楽しめるかなと思う。 人の入れ替わり、全員が仮面を被り顔が見えない、雪に閉ざされ…

『毒殺魔の教室』 塔山郁

宝島文庫版の上下巻を読んだ。 小学校の教室で起きた児童毒殺事件。 同じクラスの児童が、その後犯行を認める遺書を残して自殺。 30年経って、その事件の真相を知ろうと動き出す人たち。 同じ事件でも、同じ現場(教室)にいても、事件そのものはもちろん、…

『フライ・バイ・ワイヤ』 石持浅海

創元推理文庫版を読んだ。 高校のあるクラスに、人が遠隔操作するロボットが転向してくるという近未来小説。 生徒たちがいわゆるエリートの理系人間のせいか、近未来が舞台のせいか、IMMID-28の姿が頭の中で創造できないせいか、なかなか事件が起き…

『ユリゴコロ』 沼田まほかる

人が紹介してたり、お薦めしてたりする小説って、ほとんど読んだことがないんだけど、これは佐々木希のブログを読んで気になり、双葉文庫版を手に取った。 作り物とは思えない告白文を見つけて、読んでしまった主人公。 その主人公の行動、告白文の内容、ど…

『死ねばいいのに』 京極夏彦

嫌なタイトルだなと思いながら手に取った。 読んだら、内容も嫌な話だった。 人間の弱い部分、嫌な部分、自己中な部分、被害妄想的な部分、なんでも自分のものさしで測ろうとする部分などをえぐるようなケンヤの言動。そして、最終的には、ならさ「死ねばい…

『桜庭一樹 短編集』 桜庭一樹

今日は夜更新できなさそうなので、昼更新。 と言いつつ、今の時点で書きたいネタも特にないんで(だったら書かなければいいんだけどね)、過去に読んだ本の感想でも。 桜庭一樹の短編を読むのは初めてかな。 6編収められたうち、いちばん好きなのは「モコ&猫…

『GOSICK』シリーズ 桜庭一樹

『GOSICK』のⅧまで、外伝の『GOSICKs』のⅣまで、読み終えた。 シリーズ最初の『GOSICK-ゴシック-』を読んだのって、いつくらいだろう。 ミステリーとしても楽しめたし、コメディとしても楽しめたし、一弥とヴィクトリカの純愛物語とし…

『無花果とムーン』 桜庭一樹

ここ最近読んだ桜庭作品では、『伏 贋作・里見八犬伝』、『傷痕』とおもしろくはあったけど、引き込まれるほどではなかった。 これは、最初から最後まで物語の世界にどっぷり浸かった。 桜庭作品の中でも好きランク上位に位置する。 ほとんど内容には触れて…

『蒼林堂古書店へようこそ』 乾くるみ

1ヶ月に1謎。14ヶ月の物語。 日常の謎を扱った、警察や探偵が出てこないほのぼのとしたミステリー。 真実なのか判明しないものも多いけど(日常の謎では確かめようのない謎も多いからね)、ひとつひとつの謎がしっかり解かれていくのは、楽しい。 特に「9…

『リピート』 乾くるみ

図書館で、乾ルカの本を探してた時に、乾違いで手に取った。違うことには気づいたけど、あらすじ(紹介文)を読んで、おもしろそうだと思い、借りてきて読んだ。 読んだのは文春文庫版。 ここから内容に多少触れるので、未読の方はご注意を。 前半は、イライラ…

『てふてふ荘へようこそ』 乾ルカ

アンソロジーで短編を読み、別の作品も読みたいなと思い、図書館で借りてきて読んだ。 ここから内容に触れるので、未読の方はご注意を。 各部屋に幽霊の先住人がいて、みんな仲良く暮らしてるって、設定はおもしろい。 話的にはそのことによって、住人が一歩…

『悪霊の棲む部屋』 塔山郁

ジャンル的にはホラーになるのかな。 どうなるのかハラハラドキドキのサスペンス性、取り憑かれた人間の怖さ、徐々に明らかになる怪しい物の正体と、意外な人と人の関係。 かなり楽しく読めた。 関わりのあるいろいろな人物の視点から描かれているもいい。 …

『ばらばら死体の夜』 桜庭一樹

訳あって、二章まではハードカバー、三章からは文庫で読んだ。 同じ時を4人の目からという構成は好きだな。 お金、消費者金融にまつわる物語なのね。そういった読み方してなかったんで、参考資料のページ見るまで気づかなかったわ。 我ながら、ひどい読者だ…